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アルミダイカストロータ

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アルミダイカストロータ

もっとも一般的なロータであって、ロータといえばこの機種を指すほど、です。
三相交流を電源として、ほぼ一定速度で回転します。

構造

構造はいたって簡単で以下に略図と名称を示します。

  1. ステータ(固定子)鉄心
  2. ステータ(固定子)コイル
  3. ロータ(回転子)
  4. 出力軸
  5. 負荷側ベアリング
  6. 反負荷側ベアリング
  7. 負荷側ブラケット
  8. 反負荷側ブラケット
  9. 冷却ファン
  10. ファンカバー

※修理屋では ① ② とケーシングをまとめてステータとも言います。

特徴

かご型の特徴とはもちろん「かご」にあります。なぜ「かご」と呼ばれるかといいますとロータにその秘密があります。右は一般的なアルミダイカストのロータの写真です。鉄と書いているのは積層鉄心のことで、四角で囲んだ部分は何枚もの薄いケイ素鋼板の集まりです。積層にすることで余計なうず電流の発生を防いで効率を良くしています。回転力を生み出しているのはアルミの部分です。

この部分が電磁力を利用して、回転磁界につられて回ります。このアルミの部分だけ抜き出して解り易い?図にすると左図のようになります。こう見ますとまるでカゴ、、、というかカゴにしか見えませんよね?ですから「かご型モータ」というようです。電流の流れるバーの部分はアルミが多いですが、銅バーを使用しているタイプもあります。バーを端絡環と呼ばれるリングでつなげることで、環の部分は電流がニュートラルになります。写真のA-A'の部分の断面は左図下のようになります。

右の断面図の導体の形状は「二重かご型」といいます。この導体の断面の形状でモータのトルク特性が大きく変わってきます。始動トルクの小さい普通かご型を使っているのは小型機のみのようです。一般的なのはアルミダイカストに特殊二重かご型(普通かごと二重かごが交互に入る)です。

性能
電源電圧 200/220V以上~50/60Hz
定格出力 数w~数千kw
回転速度 n = 120f[周波数] / p[極数] × (1-s[すべり])

すべりは%で表しまして、おおむね1~10%程度になり、容量が大きくなる程すべりは小さくなります。効率も%で表しまして、おおむね82~96%程度、容量が大きくなる程効率は良くなります。

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